夏の名残。秋のトマト。
名残といえど実は非常に美味しいこの時期のトマト。夏に比べ気温が低い為、ジックリ熟します。
というのは、トマトの故郷は、南米ペルーのアンデス高地です。成育は5~40℃の範囲で行われますが、最適温度は15~25℃と比較的低い。
夏の季語ともされてますが、(なので夏の名残と書きました)冷涼で強い日差しを好み高温多湿を嫌うトマトの性質からして夏は旬の時期とは言えず、春〜初夏と秋〜初冬のトマトが美味とされます。夏が旬とされた理由は、日本でトマトの栽培が始まった頃は温室などの設備が不十分なために、春に種を播いて夏に収穫する作型が一般的であった為である。今でも加温設備がない場合はこの作型になります。
ちなみに「ポモドーロ(pomodoro)」というイタリア語のは”黄金のりんご”を意味します。イタリア野菜といえば、トマトを真っ先に思い浮かべますが、トマトがイタリアで普及した歴史は意外と浅く、今から400年程前です。イタリア人のトマトの年間消費量は日本の約10倍。それだけにたくさんの種類があります。代表的なのは、トマトソース(salsa di pomodoro)に適しているナスのような形のサンマルツァーノや丸い形のローマ種。シチリア島など南イタリアでは、小さめのトマトを天日に干して保存性の高いドライ・トマトを作っています。これをパスタやオイル漬にしてアンティパスト(antipasto)として食べます。
本日ファーマーズマーケットにて販売します。
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