2014/06/08

雨が続きます。梅雨です。洗濯物が乾かない季節がはじまりました。近くにコインランドリーが出来たのでフル活用になりそうです。

さて、2件取材が続いたので、私としても栽培方法などの整理が出来たので、文章として残しておこうと思います。

まずは大々的に掲げている文章から

愛知県西尾市で珍しいイタリア野菜や日本の伝統野菜など、多くの種類の野菜を、自然栽培(無肥料、無農薬)という有機農法で栽培し、主にレストラン卸、ご家庭へ野菜セットの宅配をしています。 Vegeta屋の野菜はほんのりと優しい甘さで、すっきりとした味が特徴です。

今日はこのなかの自然栽培について

自然栽培・・・

奇跡のリンゴ写真
木村秋則さん「奇跡のリンゴ」でだいぶ知名度もあがった感のある「自然栽培」。

「無施肥、無農薬」が基本的な考え方になると思います。他の管理方法は慣行農法と変わらないと思います。トラクターで耕しますし、トマト、キュウリなどは整枝します。マルチ等の資材も使ったりします。


自然栽培のパイオニア、ナチュラルハーモニーのサイトに分かりやすい栽培方法の比較がありますので参考まで。ナチュラルハーモニー

で当然気になるのが「肥料やらんでちゃんと出来るのか」という事。

もちろんこうやって営農している訳ですので、「出来る」っていうのが答え。ただやっぱり難しい。失敗ばかりです。

「無施肥」という切り口でいうと、私の場合、漬け菜類(例えば、小松菜、水菜)やホウレンソウなどの「葉もの」は難しいと感じています。6ヶ所、畑があるのですが、キチンと出来るところは1ヶ所しかないです。そして次に玉葱。これは2ヶ所。
これらが他の畑でキチンと出来るようになると生産も安定してくると思うので、当分の課題です。

んで、堆肥も肥料も与えず、どうやって出来るようにしていくんだ。とういと・・・。
私が考えている事は主に以下の2つ。

①出来るものをちゃんと作り、根っこや、地上部などを、”キレイ”に土に返してやる
②雑草も管理に邪魔にならないよう出来るだけはやし、こちらも”キレイ”に土に返してやる。

私、作物が土を作っていくと考えています。(主には根っこですが)

なので豆科、麦、サツマイモなどの比較的痩せ地で出来るものから、かぼちゃ、瓜科などそんなに肥えてなくても出来るもの、そしてトマト、ナスなど比較的肥えている土を好むものまでありますので、それぞれの畑で「商品作物として成立するくらいに出来るもの」を作付けする。

そして残渣を土に返してやる。場合によれば畝間にクローバー、えん麦などを播く場合もあります。考え方としては出来るだけ有機物を生産し、それを土に返してやろうという考え方です。

そして、耕し土に返す時は、地上部を必ず枯らしてから返します。生のまま漉き込むと肥料分として捉えた時はそちらの方がいいと聞きますが(窒素分が多いみたいです)、私の短い経験からすると、次植え付けるとき、虫害が多いような気がします。上の文章で”キレイ”にというのはそういう意味です。

家庭菜園など実際に栽培されている人はピントきてるかもしれませんが、畑全体で堆肥を作ってるようなイメージです。

で良く出来る畑はというと、今度は逆で出来るだけ草の残渣などは返さないようにしたい。なので出来るだけ草は生やさないような管理をしたいです。
でもボーボーになっちゃいますけどね(笑)


トマト畑の写真

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